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  • 今後ブロックされるモバイル広告、ブロックされないモバイル広告。

    2週間程前の話題となりますが、Googleが2018年初旬、世界で圧倒的シェア率を誇るChromeブラウザにアドブロック機能を実装し、「望ましくない広告」をブロックするというニュースが大きな話題となりました。そのブロックされる広告は、インタラクティブ広告の改善を目的とした団体「Coalition for Better Ads」が定めた広告基準「Better Ads Standards」で指定された広告フォーマットや掲載方法となります。

    この「望ましくない広告」の内容の詳細については、Coalition for Better Adsのこちらのページに記載されているとおりなのですが、英語で書かれており、ざっと斜め読みしている方も結構多いのではないでしょうか。しかし、しっかり読まないと「インタースティシャルは駄目」とか「フルスクリーンは駄目」など誤った認識を持ちかねないので、何がNGで何がOKなのかを理解するためしっかりと読んで理解する必要があります。そこで「Better Ads Standards」のなかで、当社にも関係が深い「モバイルにおいて広告ブロックされる可能性が高い、8つの広告フォーマット/掲載方法」について翻訳し、補足の説明をしたいと思います。

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  • 縦型動画広告は「モバイルにおける押し付けがましい広告体験を減少させる」

    米国の動画広告配信プラットフォームのYuMe社が、縦型動画に関する意識調査を、スマートフォンを所有する18歳以上の662人の米国人に対して、実際に27秒の縦型動画を視聴してもらった後に行いました。(2017年6月6日リリース

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  • オンライン動画広告費についてのアンケート調査(米国)

    IABが、358人の広告主とエージェンシーに対してオンライン動画広告費についてのアンケート調査をとった結果が報告書として公開されています。(調査期間:2017年3月15日〜4月2日) IAB Video Ad Spend Study 2017 NewFronts

    動画広告の強い成長は続いており、広告主は彼らのブランドの動画広告へ平均年間900万ドル以上を費やし2年前と比較して67%の増加が見られるとのことです。この報告書の中で、私が気になった2点をピックアップします。

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  • アウトストリーム動画広告の配信トラブル例

    最近モバイルでWEBページを見ていてもアウトストリーム動画広告(インバナー、インフィード、インアーティクルなど)が増えてきていると感じます。しかし、動画広告の上に別の広告が被って配信されるなど、広告主が意図をしていない形で動画広告が配信されているケースが見受けられます。

    ・通常の横型の動画広告の場合

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  • 縦型動画広告の可能性と課題

    今から2年前にSnapchatが縦型動画広告を販売開始。その後、Facebook、Instagram、
    そして今月に入ってTwitterも縦型動画広告の販売を開始することを発表しました。
    また、大手プラットフォームだけでなく、ワシントン・ポスト、バズフィードなどの大手パブリッシャーも縦型動画広告の販売に積極的に取組んでいます。

    スマートフォンは、持ちやすさを追求した結果、テレビやデスクトップとは異なる縦長デバイスとして進化しました。そしてスマートフォンが急速に普及した結果、広告フォーマットにおいても、従来のデスクトップ広告フォーマットの使い回しではなく、モバイルに最適化したフォーマットを開発する動きが活発になっています。

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  • 調査データからみるモバイル動画広告の現在と今後

    デスクトップ広告は衰退

    世界的にスマートフォンの普及率・ユーザー接触時間が急伸する中、インターネット広告の主戦場もデスクトップからモバイルへシフトをしています。
    先日(2017年4月27日)、IABが発表した「インターネット広告収益レポート」によると、米国のデジタル広告費の51%がモバイル広告に費やされており、デスクトップ広告を超えたことが明らかになりました。
    iab-sp

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  • スマートフォンの5秒動画広告の効果

    昨年から販売開始されたYouTube のバンパー広告(スキップできない6秒以下のプレロール広告)ですが、最近は様々な広告主が活用しているようです。

    5秒動画は15秒と比較して伝えられる情報量は少なくなるため、広告効果に関しては15秒動画と比べると大きく落ちるのではないかと思われますが、スマートフォンにおいて5秒動画広告は、10秒、15秒のものと比較し、ブランド好意度と購入意向の向上効果は同等という調査結果があります。

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  • オンライン広告が実際に見られるには14秒のインビュー状態が必要?

    スキン広告(ヤフートップページの全面広告のようなものです。ウェブサイト上でコンテンツの周りを囲むような形で表示される広告)のアドネットワーク会社であるinskin Mediaが、Research Now社、アイトラッキングのSticky、Viewable計測のMoatと共同で「インビュー(広告ユニット面積の50%以上が1秒以上表示された状態)した広告が、実際にユーザーにどれくらい見られているのか?」を調査しました。
    Online ads need to be viewable for 14 seconds to be seen

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  • 再生3秒以内に7割が離脱か。大手SNSのアウトストリーム動画広告の視聴傾向

    国内においてYouTubeのインストリーム動画広告が動画広告市場全体で大きなシェアを持っていますが、FacebookやTwitterのアウトストリーム動画広告「インフィード動画広告」も大きく伸びています。最近、それら有名SNSのアウトストリーム動画広告の事例が公開されていましたので、事例を元にSNSのアウトストリーム動画広告の視聴傾向を調べてみました。

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  • マーケッターは、動画広告の「見かけの視聴完了率」に惑わされるな。

    動画広告を活用している多くのマーケッターが、動画広告の視聴完了率や視聴完了単価を重視しています。しかし、動画広告のフォーマットの中には、視聴完了数を伸ばしたり、視聴完了単価を安価なTrueViewに合わせることを重視するあまり、視聴の質に疑問が残るものもあります。それが実際にどのような広告フォーマットなのかを説明したいと思います。


    フォーマット1)WEBページの記事内や記事下で自動再生される動画広告

    記事中や記事下で表示されます。基本的にはブラウザに広告面積の50%以上が表示されると、自動再生され、50%以下になると再生停止するものが多いです。以下は、実際に表示されたこのタイプの広告のキャプチャー画像です。

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